芥川龍之介 『六の宮の姫君』 その中に唯残つてゐるのは、崩れ残りの築土だけだつた。 男は草の中に佇んだ儘、茫然と庭の跡を眺めまはした。 其処には半ば埋もれた池に、水葱が少し作つてあつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア