芥川龍之介 『六の宮の姫君』 侍はちよつと耳を澄ませた。 が、かすかな虫の音の外は、何一つ聞えるものもなかつた。 あたりには唯松の匂が、夜気に漂つてゐるだけだつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア