芥川龍之介 『老年』 うす暗い床の間には、寒梅と水仙とが古銅の瓶にしおらしく投げ入れてあった。 軸は太祇の筆であろう。 黄色い芭蕉布で煤けた紙の上下をたち切った中に、細い字で「赤き実とみてよる鳥や冬椿」とかいてある。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア