そうしてその入口の両側には、見上げるような大書棚が、何段となく古ぼけた背皮を並べて、まるで学問の守備でもしている砦のような感を与えていた。
が、それだけの人間が控えているのにも関らず、図書館の中はひっそりしていた。
と云うよりもむしろそれだけの人間がいて、始めて感じられるような一種の沈黙が支配していた。
そうしてその入口の両側には、見上げるような大書棚が、何段となく古ぼけた背皮を並べて、まるで学問の守備でもしている砦のような感を与えていた。
が、それだけの人間が控えているのにも関らず、図書館の中はひっそりしていた。
と云うよりもむしろそれだけの人間がいて、始めて感じられるような一種の沈黙が支配していた。