芥川龍之介 『路上』 俊助はこう云う図書館の窓際の席に腰を下して、さっきから細かい活字の上に丹念な眼を曝していた。 彼は色の浅黒い、体格のがっしりした青年だった。 が、彼が文科の学生だと云う事は、制服の襟にあるLの字で、問うまでもなく明かだった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア