芥川龍之介 『路上』 その書物の上には、色鉛筆の赤い線が、何本も行の下に引いてあった。 そうしてそれが時の移ると共に、次第に頁から頁へ移って行った。 十二時半、一時、一時二十分――書庫の上の時計の針は、休みなく確かに動いて行った。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア