芥川龍之介 『路上』 ――失礼ですけれども、切符の御心配はいりませんから、聴きにいらして下さいませんか。 俊助は当惑そうな顔をして、何度も平に辞退しようとした。 が、藤沢はやはり愛想よく笑いながら、「御迷惑でもどうか」を繰返して、容易に出した切符を引込めなかった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア