芥川龍之介 『路上』 ――だから姉さんがいつでも云うんだわ、民雄さんは莫迦だって。 部屋の中の火気に蒸されて、一層血色の鮮になった初子が、ちょっと睨める真似をしながら、こう弟を窘めると、民雄はまだ俊助の手をつかまえたまま、 「ううん。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア