芥川龍之介 『路上』 俊助は次第に二人の間の他人行儀が、氷のように溶けて来るのを感じた。 と、広告屋の真紅の旗が、喇叭や太鼓の音を風に飛ばせながら、瞬く間電車の窓を塞いだ。 辰子はわずかに肩を落して、そっと窓の外をふり返った。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア