芥川龍之介 『路上』 十九 野村が止めるのも聞かず、俊助は鳥打帽にインバネスをひっかけて、彼と一しょに森川町の下宿を出た。 幸とうに風が落ちて、往来には春寒い日の暮が、うす明くアスファルトの上を流れていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア