芥川龍之介 『路上』 俊助はこの病室の戸口に立って、窓の外を塞いでいる白椿の花を眺めた時、何となく西洋の尼寺へでも行ったような心もちがした。 「これは長野のある資産家の御嬢さんですが、何でも縁談が調わなかったので、発狂したのだとか云う事です。 「御可哀そうね。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア