芥川龍之介 『路上』 辰子は――ふと気がついた俊助が初子から眼を転じた時、もうその部屋の中にはいつの間にか、辰子の姿が見えなくなっていた。 二十七 俊助は不快になっていた矢先だから、初子と新田とを後に残して、うす暗い廊下へ退却した。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア