芥川龍之介 『路上』 俊助はちょいと角帽をとって、窓の内の吊皮にすがっている二人の女に会釈をした。 女は二人とも微笑していた。 が、殊に辰子の眼は、微笑の中にも憂鬱な光を湛えて、じっと彼の顔に注がれているような心もちがした。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア