これを聞いた恵門は疑わしそうに、じろりと恵印の顔を睨めましたが、すぐに喉を鳴らしながらせせら笑って、『御坊は善い夢を見られたな。
いやさ、竜の天上するなどと申す夢は吉兆じゃとか聞いた事がござる。
と、鉢の開いた頭を聳かせたまま、行きすぎようと致しましたが、恵印はまるで独り言のように、『はてさて、縁無き衆生は度し難しじゃ。
これを聞いた恵門は疑わしそうに、じろりと恵印の顔を睨めましたが、すぐに喉を鳴らしながらせせら笑って、『御坊は善い夢を見られたな。
いやさ、竜の天上するなどと申す夢は吉兆じゃとか聞いた事がござる。
と、鉢の開いた頭を聳かせたまま、行きすぎようと致しましたが、恵印はまるで独り言のように、『はてさて、縁無き衆生は度し難しじゃ。