芥川龍之介 『道祖問答』 芥川龍之介 天王寺の別当、道命阿闍梨は、ひとりそっと床をぬけ出すと、経机の前へにじりよって、その上に乗っている法華経八の巻を灯の下に繰りひろげた。 切り燈台の火は、花のような丁字をむすびながら、明く螺鈿の経机を照らしている。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア