芥川龍之介 『西郷隆盛』 さっき米原を通り越したから、もう岐阜県の境に近づいているのに相違ない。 硝子窓から外を見ると、どこも一面にまっ暗である。 時々小さい火の光りが流れるように通りすぎるが、それも遠くの家の明りだか、汽車の煙突から出る火花だか判然しない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア