芥川龍之介 『西方の人』 天に近い山の上には氷のやうに澄んだ日の光の中に岩むらの聳えてゐるだけである。 しかし深い谷の底には柘榴や無花果も匂つてゐたであらう。 そこには又家々の煙もかすかに立ち昇つてゐたかも知れない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア