芥川龍之介 『仙人』 李は、これだけ、見定めた所で、視線を、廟の中から外へ、転じようとした。 すると丁度その途端に、紙銭の積んである中から、人間が一人出て来た。 実際は、前からそこに蹲っていたのが、その時、始めて、うす暗いのに慣れた李の眼に、見えて来たのであろう。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア