芥川龍之介 『蜃気楼』 砂山は砂止めの笹垣の裾にやはり低い松を黄ばませていた。 O君はそこを通る時に「どっこいしょ」と云うように腰をかがめ、砂の上の何かを拾い上げた。 それは瀝青らしい黒枠の中に横文字を並べた木札だった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア