中でも筆頭第一の Pharisien は井上典蔵と云ふ御徒士である。
これも亦妙な男で、虱をとると必ず皆食つてしまふ。
夕がた飯をすませると、茶呑茶碗を前に置いて、うまさうに何かぷつりぷつり噛んでんでゐるから、側へよつて茶碗の中を覗いて見ると、それが皆、とりためた虱である。
中でも筆頭第一の Pharisien は井上典蔵と云ふ御徒士である。
これも亦妙な男で、虱をとると必ず皆食つてしまふ。
夕がた飯をすませると、茶呑茶碗を前に置いて、うまさうに何かぷつりぷつり噛んでんでゐるから、側へよつて茶碗の中を覗いて見ると、それが皆、とりためた虱である。