芥川龍之介 『あばばばば』 が、軒先に「たばこ」と抜いた赤塗りの看板が出てゐるから、勿論マツチも売らない筈はない。 彼は店を覗きこみながら、「マツチを一つくれ給へ」と云つた。 店先には高い勘定台の後ろに若い眇の男が一人、つまらなさうに佇んでゐる。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア