芥川龍之介 『あばばばば』 天使はハムのぶら下つた天井のあたりを飛揚したまま、何にも知らぬ二人の上へ祝福を授けてゐるのに違ひない。 尤も燻製の鯡の匂に顔だけはちよいとしかめてゐる。 ――保吉は突然燻製の鯡を買ひ忘れたことを思ひ出した。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア