勿論彼等の間からは、喝采も歓呼も起らなかった。
彼は手足の砂を払うと、やっとずぶ濡れになった体を起して、仲間の若者たちの方を眺めやった。
が、彼等はもうその時には、流れを飛び越えるのにも飽きたと見えて、また何か新しい力競べを試むべく、面白そうに笑い興じながら、河上の方へ急ぐ所であった。
勿論彼等の間からは、喝采も歓呼も起らなかった。
彼は手足の砂を払うと、やっとずぶ濡れになった体を起して、仲間の若者たちの方を眺めやった。
が、彼等はもうその時には、流れを飛び越えるのにも飽きたと見えて、また何か新しい力競べを試むべく、面白そうに笑い興じながら、河上の方へ急ぐ所であった。