尊はもう髪も髯も白くなった老人ではあるが、部落第一の学者でもあり、予ねてまた部落第一の詩人と云う名誉も担っていた。
その上部落の女たちの中には、尊を非凡な呪物師のように思っているものもないではなかった。
これは尊が暇さえあると、山谷の間をさまよい歩いて、薬草などを探して来るからであった。
尊はもう髪も髯も白くなった老人ではあるが、部落第一の学者でもあり、予ねてまた部落第一の詩人と云う名誉も担っていた。
その上部落の女たちの中には、尊を非凡な呪物師のように思っているものもないではなかった。
これは尊が暇さえあると、山谷の間をさまよい歩いて、薬草などを探して来るからであった。