芥川龍之介 『素戔嗚尊』 十三 その間もあの快活な娘の姿は、絶えず素戔嗚の心を領していた。 殊に時たま部落の内外で、偶然彼女と顔を合わせると、ほとんどあの山腹の柏の下で、始めて彼女と遇った時のように、訳もなく顔が熱くなったり、胸がはずんだりするのが常であった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア