芥川龍之介 『素戔嗚尊』 が、女たちはいずれも犬をかばって、自由に剣を揮わせなかった。 その暇に犬は水を垂らしながら、瀑壺の外へ躍り上って、洞穴の方へ逃げて行ってしまった。 それ以来夜毎の酒盛りにも、十六人の女たちが、一生懸命に奪い合うのは、素戔嗚ではなくて、黒犬であった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア