芥川龍之介 『素戔嗚尊』 彼は――その汀にひれ伏している、小さな一人の人間は、代る代る泣いたり笑ったりしていた。 が、山々の中から湧き上る声は、彼の悲喜には頓着なく、あたかも目に見えない波濤のように、絶えまなく彼の上へ漲って来た。 三十二 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア