芥川龍之介 『将軍』 ――彼は内心そう思いながら、うっとり空へ眼をあげた。 そうして今夜は人後に落ちず、将軍の握手に報いるため、肉弾になろうと決心した。 その夜の八時何分か過ぎ、手擲弾に中った江木上等兵は、全身黒焦になったまま、松樹山の山腹に倒れていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア