が、遠い枯木立や、路ばたに倒れた石敢当も、中佐の眼には映らなかった。
それは彼の頭には、一時愛読したスタンダアルの言葉が、絶えず漂って来るからだった。
「私は勲章に埋った人間を見ると、あれだけの勲章を手に入れるには、どのくらい××な事ばかりしたか、それが気になって仕方がない。
が、遠い枯木立や、路ばたに倒れた石敢当も、中佐の眼には映らなかった。
それは彼の頭には、一時愛読したスタンダアルの言葉が、絶えず漂って来るからだった。
「私は勲章に埋った人間を見ると、あれだけの勲章を手に入れるには、どのくらい××な事ばかりしたか、それが気になって仕方がない。