芥川龍之介 『素描三題』 武さんを翌朝起したのはいつも早い牛乳配達だつた。 牛乳配達は武さんの顔を見ると、紫がかつた壜をさし出しながら、晴れやかに武さんに話しかけた。 「今あすこを通つて来ると、踏みつぶされた蟇がへるが一匹向うの草の中へはひつて行きましたよ。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア