芥川龍之介 『侏儒の言葉』 しかし恋人と云うものは滅多に実相を見るものではない。 いや、我我の自己欺瞞は一たび恋愛に陥ったが最後、最も完全に行われるのである。 アントニイもそう云う例に洩れず、クレオパトラの鼻が曲っていたとすれば、努めてそれを見まいとしたであろう。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア