こんな事を、二人で話してゐる内に、やがて、丫鬟の案内で、はいつて来たのを見ると、背の高い、紫石稜のやうな眼をした、異形な沙門である。
黄色い法衣を着て、その肩に、縮れた髪の伸びたのを、うるささうに垂らしてゐる。
それが、朱柄の麈尾を持つたまゝ、のつそり室のまん中に立つた。
こんな事を、二人で話してゐる内に、やがて、丫鬟の案内で、はいつて来たのを見ると、背の高い、紫石稜のやうな眼をした、異形な沙門である。
黄色い法衣を着て、その肩に、縮れた髪の伸びたのを、うるささうに垂らしてゐる。
それが、朱柄の麈尾を持つたまゝ、のつそり室のまん中に立つた。