芥川龍之介 『酒虫』 ――そのうちに、喉が渇いて来た。 劉も、曹孟徳か誰かが、前路に梅林ありと云つて、軍士の渇を医したと云ふ事は知つてゐる。 が、今の場合、いくら、梅子の甘酸を念頭に浮べて見ても、喉の渇く事は、少しも前と変りがない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア