芥川龍之介 『酒虫』 思はず、ひびの出来た唇を、乾いた舌で舐めまはして見たが、唾の湧く気色は、更にない。 汗さへ今では、日に干されて、前のやうには、流れなくなつてしまつた。 すると、はげしい眩暈が、つづいて、二三度起つた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア