芥川龍之介 『酒虫』 だから、劉が酒虫を去つたのは自ら己を殺したのも同前である。 つまり、酒が飲めなくなつた日から、劉は劉にして、劉ではない。 劉自身が既になくなつてゐたとしたら、昔日の劉の健康なり家産なりが、失はれたのも、至極、当然な話であらう。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア