芥川龍之介 『煙草と悪魔』 何故かと云ふと、こののんびりした鐘の音を聞いて、この曖々たる日光に浴してゐると、不思議に、心がゆるんで来る。 善をしようと云ふ気にもならないと同時に、悪を行はうと云ふ気にもならずにしまふ。 これでは、折角、海を渡つて、日本人を誘惑に来た甲斐がない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア