芥川龍之介 『煙草と悪魔』 寝入りばなの邪魔をされたのが、よくよく癪にさはつたらしい。 が、畑の後へかくれて、容子を窺つてゐた牛商人の耳へは、悪魔のこの語が、泥烏須の声のやうに、響いた。 ――この畜生、何だつて、己の煙草畑を荒らすのだ。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア