芥川龍之介 『二つの手紙』 その物音に驚いて、妻が茶の間から駈けつけて来た時には、あの呪うべき幻影ももう消えていたのでございましょう。 妻は私をその書斎へ寝かして、早速氷嚢を額へのせてくれました。 私が正気にかえったのは、それから三十分ばかり後の事でございます。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア