芥川龍之介 『手紙』 赤蜂は仰けになったなり、時々裂けかかった翅を鳴らし、蟻の群を逐い払っています。 が、蟻の群は蹴散らされたと思うと、すぐにまた赤蜂の翅や脚にすがりついてしまうのです。 僕等はそこに立ちどまり、しばらくこの赤蜂のあがいているのを眺めていました。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア