芥川龍之介 『点鬼簿』 僕はその次の晩も僕の母の枕もとに夜明近くまで坐っていた。 が、なぜかゆうべのように少しも涙は流れなかった。 僕は殆ど泣き声を絶たない僕の姉の手前を恥じ、一生懸命に泣く真似をしていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア