芥川龍之介 『点鬼簿』 僕はなぜかこの姉に、――全然僕の見知らない姉に或親しみを感じている。 「初ちゃん」は今も存命するとすれば、四十を越していることであろう。 四十を越した「初ちゃん」の顔は或は芝の実家の二階に茫然と煙草をふかしていた僕の母の顔に似ているかも知れない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア