芥川龍之介 『トロツコ』 その途端につき当りの風景は、忽ち両側へ分かれるやうに、ずんずん目の前へ展開して来る。 ――良平は顔に吹きつける日の暮の風を感じながら殆ど有頂天になつてしまつた。 しかしトロツコは二三分の後、もうもとの終点に止まつてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア