が、行く所まで行きつかなければ、トロツコも彼等も帰れない事は、勿論彼にもわかり切つてゐた。
その次に車の止まつたのは、切崩した山を背負つてゐる、藁屋根の茶店の前だつた。
二人の土工はその店へはひると、乳呑児をおぶつた上さんを相手に、悠々と茶などを飲み始めた。
が、行く所まで行きつかなければ、トロツコも彼等も帰れない事は、勿論彼にもわかり切つてゐた。
その次に車の止まつたのは、切崩した山を背負つてゐる、藁屋根の茶店の前だつた。
二人の土工はその店へはひると、乳呑児をおぶつた上さんを相手に、悠々と茶などを飲み始めた。