芥川龍之介 『トロツコ』 その次に車の止まつたのは、切崩した山を背負つてゐる、藁屋根の茶店の前だつた。 二人の土工はその店へはひると、乳呑児をおぶつた上さんを相手に、悠々と茶などを飲み始めた。 良平は独りいらいらしながら、トロツコのまはりをまはつて見た。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア