芥川龍之介 『トロツコ』 トロツコには頑丈な車台の板に、跳ねかへつた泥が乾いてゐた。 少時の後茶店を出て来しなに、巻煙草を耳に挾んだ男は、(その時はもう挾んでゐなかつたが)トロツコの側にゐる良平に新聞紙に包んだ駄菓子をくれた。 良平は冷淡に「難有う」と云つた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア