芥川龍之介 『トロツコ』 良平は一瞬間呆気にとられた。 もう彼是暗くなる事、去年の暮母と岩村まで来たが、今日の途はその三四倍ある事、それを今からたつた一人、歩いて帰らなければならない事、――さう云ふ事が一時にわかつたのである。 良平は殆ど泣きさうになつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア