芥川龍之介 『トロツコ』 良平は少時無我夢中に線路の側を走り続けた。 その内に懐の菓子包みが、邪魔になる事に気がついたから、それを路側へ抛り出す次手に、板草履も其処へ脱ぎ捨ててしまつた。 すると薄い足袋の裏へぢかに小石が食ひこんだが、足だけは遥かに軽くなつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア