芥川龍之介 『秋』 所が残暑が初秋へ振り変らうとする時分、夫は或日会社の出がけに、汗じみた襟を取変へようとした。 が、生憎襟は一本残らず洗濯屋の手に渡つてゐた。 夫は日頃身綺麗なだけに、不快らしく顔を曇らせた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア