芥川龍之介 『秋』 私が便りに思ふのは、たつたお前一人ぎりだ。 ――信子は度々心の中でかう妹に呼びかけながら、夫の酒臭い寝息に苦しまされて、殆夜中まんじりともせずに、寝返りばかり打つてゐた。 が、それも亦翌日になると、自然と仲直りが出来上つてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア