芥川龍之介 『秋』 信子は結婚後忘れたやうに、俊吉との文通を絶つてゐた。 唯、彼の動静は、――大学の文科を卒業したとか、同人雑誌を始めたとか云ふ事は、妹から手紙で知るだけであつた。 又それ以上彼の事を知りたいと云ふ気も起さなかつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア